『里山資本主義』 | 本だけ読んで暮らせたら

『里山資本主義』

里山資本主義 日本経済は「安心の原理」で動く (角川oneテーマ21)/KADOKAWA / 角川書店

藻谷浩介・NHK広島取材班/著、 角川oneテーマ21(2013)



かなり前から話題になっていた新書。
ブックオフで購入。

(A) 忙しく働いて高い給料をもらうが、日々の生活に掛かる出費も大きい都会で働くこと。

(B) 余り多くはない給料だが余裕のある働き方で、生活費はさして掛からず、仕事以外の
   生活にも時間を費やせる里山での暮らし。

収入と支出の差が(A) と(B) で大して変わらないのなら・・・、

里山への移住がそれほど大変なことではなく、場所によっては簡単で歓迎されるのであれば(実際、そういう所も増えてきている)・・・、

(A)ばかりではなく(B)という選択肢もあること。
ある時期・年齢までは(A)で、別の時期・年齢からは(B)で、という生き方もあること。

などを示している本書。魅力的な提案。


「経済成長」というコトについても考え方の転換を図るような示唆があったり、他にもいろいろと考えさせるコトがふんだんに書かれている。

ベストセラーになるのも解る。