『春風のスネグラチカ』 | 本だけ読んで暮らせたら

『春風のスネグラチカ』


『春風のスネグラチカ』  沙村広明/著, 太田出版(2014)


沙村広明画伯の単行本最新作。


帝政ロシアの最後,ロマノフ王朝の滅亡をネタにした歴史改変ロマン。

車椅子の少女と彼女に仕える隻眼の青年の物語。


あいかわらず女性の描き方が巧い。画としてもキャラとしても。


学生時代,私の頭の中にあった情報の6~8割はマンガを切っ掛けにして獲得したものだった。だから,何事も断片的な情報しかもっていない・・・。

このマンガもまた,帝政ロシアの滅亡に纏わることを知りたいと思わせるトリガーになる・・・ような気がする。


お薦めです。