『歴史をつかむ技法』
物事の概観を“ざっくりと”知ることってのは大事。
学校で習うことは大抵の場合、ある事柄・事象の詳細から入る。これには常々違和感を持ってる。
数学とは、生物学とは、歴史学とは、「だいたい、このようなことを行うこと、知ること。」、「これを知っておくと、こういうことに役立つ。こういう楽しことがある。」といったような、大枠を掴めるようなことから教えるのが良いと思う。
そして、今習っていることは、全体像の中のこの部分なのだ、ということが判るように教えるべきだと思う。
最初に概観を掴む。おぼろげでもイイから全体像を知っておく。そうすると、細部も判りやすくなってくる・・・、と思うのだが。。。
この本は、歴史学の概観を掴みそこなった人向けに書かれたもののようだ。
とびとびの知識の繋がりや、個別の知識の全体における位置付け、などをもう一度理解したいと思う人にはお薦めです。