『トリケラトプス』 | 本だけ読んで暮らせたら

『トリケラトプス』

1/35恐竜骨格モデルシリーズ 1

学研(2006)


先週末、娘を誘って購入の予定を立てた 『1/35恐竜骨格モデルシリーズ01 トリケラトプス


買ってしまった。 (^O^)/ 


2人で組み立てたが(プラモデルのようだった)、骨格模型の造形、形状自体はよく出来ている(と思う)。四足で立ち上がったときのスタイリングはなかなかイイ。


・・・が、彩色具合がイマイチだ。少々、茶色が濃すぎる。

北アメリカの乾燥した土地で発見される古の骨がこんなに濃い色合いをしているのだろうか?


toriceratops1


博物館や写真などで見る化石の色はもっと薄いように感じるのだが・・・・・。

我が家には、海洋堂製の角竜頭骨モデルもあるのだが、そちらの方の色彩の方が俄然リアルに感じられる。


気に入らない場合は自分で彩色しろ、ということか?


でも、↓↓こいつ(5種類の頭骨モデル)は気に入った!


toriceratops2


さて、オマケ(?)で付いてきた45ページほどのムックの方はと言うと、以下のような項目のことが書かれている。


■トリケラトプスとは、いかなる恐竜だったのか

■恐竜を創る ~恐竜模型作家 荒木一成氏インタビュー~

■復元研究最前線

■角竜の起源と進化

■恐竜世界の発見者たち ~ギデオン・マンデルとその時代~


この中では、3番目と5番目の記事が面白かったナ。


トリケラトプスについては、最近まで全身が関節した状態の化石が見つかっておらず、姿勢の復元は議論の的だったそうだ。

それが、上野の国立科学博物館に展示されているトリケラトプス化石は、世界で始めて発見された全身関節状態の化石だそうで、この化石を使って、その姿勢・歩き方に関する最新研究を東大博士課程の学生が担っているということに興味を覚えた。


また、「恐竜」という名称を世界で最初に提唱したリチャード・オーエン。「恐竜」の発見者としての栄誉に属したこの学者の影に、実は、恐竜研究の扉を開いた真の先駆者:ギデオン・マンデルの存在があったということに焦点を当てた記事もナカナカだった。