『ネコはどうしてわがままか』
動物行動学者:日高センセのエッセイ集。 文庫化も3作品目なのかな?
相変わらずのひょうひょうとした文章で、ひょうひょうとした生き物のありさまを語っている。ホンワカ感を醸しだす絶妙の語り口は健在だ。
日高センセには実に多くのお弟子さんがおられて、現在、一線の研究者として活躍されている方もアチラこちらにいらっしゃるようだ。エッセイ中では、その方達の業績にもそれとなく触れていて、先達としての優しさ・温かさが垣間見える。
いつもの大野八生氏の挿絵も和む。
↓↓↓ 日高センセの文庫本、前2作。こちらもイイ!