チャライダー | 本だけ読んで暮らせたら

チャライダー


所用を済ませて家に帰ってきたのは、夕方5時40分頃。

夕食までのおよそ1時間半の往復で、荒川を越えて川越市まで行って家まで帰ってこられるか?取り敢えずペダルを踏み出した。

大宮ゴルフコースの薄暗い道を抜けると、道の両側は畑と田圃ばかり。直進して、河岸段丘を下って行くと、荒川の土手にぶつかる。

土手の上からはホンダエアポートが見渡せる。土手内のサイクリングコースを走っていくと、やがて車一台がやっと通れるだけの幅しかない橋に至る。

関東平野を流れる最大級の一級河川である荒川を越えるにしては小さ過ぎる橋だ。桁はH鋼で、欄干は単管パイプだけで造られている。おそらく、河川敷内に広がる田圃の管理用のための農道として使われているのだろう。川が増水した場合は、水没するか流されてしまうのではないかと思われる。

と、ここで、この橋の写真を撮っておくべきだったと後悔する。いつもカメラを持っていくのを忘れてしまう。。。


橋を渡ったあたりから雨が降り出してきたので、対岸の土手沿いにもサイクリングロードがあることを確認して、Uターンして戻ることにした。

で、家に帰ってきてから Google Earthで、自分が何処を走ってきたのかを確認してみた。


私は川越市に足を踏み入れていなかった。荒川を越えたところは川越市ではなかった。

川越市に入るにはもっと南側で荒川を越えなければならなかったのだ。

どうも、やっていることがマヌケだ。チャラい。


チャラい自転車(チャリンコ)ライダー・・・、チャライダー。  オオッ! 我ながらピッタリのネーミングだ.



私が渡った荒川の小さな橋 : N35°58′18″,E139°31′57″