『ストリップ』 | 本だけ読んで暮らせたら

『ストリップ』

STRIPPED (2006)

『ストリップ』  ブライアン・フリーマン/著、 長野きよみ/訳、 ハヤカワ文庫(2007年)


ブライアン・フリーマンが描く刑事ジョナサン・ストライドものの第2弾 (第1弾はこちら )。それにしてもこの作家、紛らわしい名前だ・・・。



作中のキー・パーソンの名前が付けられた4部構成でこの物語はできている。

 第1部:アミラ

 第2部:クレア

 第3部:ブレイク

 第4部:ミッキー


ラスベガスの街角で射殺されたチャラ男。

別の町で轢き逃げされて殺された少年。

関連性のなかったように見えた2つの殺人事件に繋がりが見えてから、物語は加速する。


全体的に良く描けている。人もプロットも。特に女性キャラクター、セリーナ、アマンダ、クレアの造形がイイ。この3人の女性の個性に比べると、男ドモは少々霞んで見える。

クライマックスのヒネリもなかなか!


600ページか・・・。もう少し短くできないもんかネ。