『本だけ読んで暮らせたら』 2007年のお薦め本 | 本だけ読んで暮らせたら

『本だけ読んで暮らせたら』 2007年のお薦め本

このブログを初めて3回目の年末です。 ・・・で、懲りもせず今年もやります。


『本だけ読んで暮らせたら』 管理人による “2007年に読んだ本、お薦めリスト” です。



【ミステリとか】


■今年はなんと云ってもクラムリー、 『正当なる狂気』

■チャンドラーは私のバイブルなので・・・、新訳 『ロング・グッドバイ』  

■コーマック・マッカーシーの 『血と暴力の国』  も外せないでしょ!

■丸山健二の短編集 『落雷の旅路』  は衝撃的だったな~。特に1作目。

■コナリーさんの熟練の技 『終決者たち』  は、シリーズ中最もオーソドックスで正道をイってる!


他にも

■ジェイムズ女史の 『灯台』  

■クックの 『石のささやき』    も良かったです。


以上が、TOP7ですかね。。。中途半端ですけど。。。


今年の作品ではないけど、

■ルイス・サッカーの 『穴 HOLES』

■グレッグ・ルッカの 『守護者(キーパー)』 シリーズ も気に入りました。なかでも 『耽溺者(ジャンキー)』 は最上。


それと、

■ケストナーの 『飛ぶ教室』  古典の名作と言われている作品で、私ははじめて読みましたが気に入ってしまいました。


そうそう、

『鉄塔 武蔵野線』 もあった! 男の子ならこいつは必読です。『飛ぶ教室』といい、『鉄塔 武蔵野線』といい、少年の“誇り”が芽生える瞬間を描いた物語はイイ! 少年の成長に関与するイイ味を出す大人の存在が更にgood!




【自然科学とか】


次の3冊が面白かったです。


『人類の足跡10万年全史』   こいつは、この3作中でも一押しです!

『生物と無生物の間』   今年出た新書のベストセラーですね。

『脳と仮想』   イイです!! 安いし。 “アハッ!” 体験できます。




【歴史とか】


今年もあまり歴史モノは読みませんでしたが、それでも、この2作はお薦めできます。


『謎解き 広重 「江戸百」』   カラー版です。画がキレイ。

『文政十一年のスパイ合戦』  ミステリとして読んでも面白い。




【その他】


■この人のエッセイには笑いました。岸本佐知子 『ねにもつタイプ』  もしかしたら、今年一番の収穫かも!?

『読書の腕前』  こういう読書案内もいいですね。

■今年は梨木香歩さんの作品 にも挑戦してみました。その中では 『村田エフェンディ滞土録』  が最も好みでした。

■フィリパ・ピアスの 『トムは真夜中の庭で』  と 『真夜中のパーティー』  も素晴らしかった。




と、まァー、相変わらず一貫した基準もなけりゃ脈絡も全くない選定ですが、チョットでも気になった本がありましたら、どうぞ記事を覘いてみてください。。。


さて、

今年1年、このブログを覘いてくださった皆様、コメントやトラバを下さった皆様、ありがとうございました。

来年も皆さんが面白い本を沢山読めますように!('-^*)/

では、良いお年を!!