『空の青(シエロ・アズール)』 | 本だけ読んで暮らせたら

『空の青(シエロ・アズール)』

Cielo Azul (2001)

『空の青』 マイクル・コナリー/著  宮脇孝雄/訳

(この作品は、光文社文庫 『探偵稼業はやめられない ジャーロ傑作短編アンソロジー①』 (2003)の中の1篇)



イヤー、収穫、収穫。 jettさん ありがとう!大感謝です!!


コナリーものの短編が読めるなんて。しかも、これだけの内容のものが・・・。

FBI時代のマッケイレブとの協働、という読者サービス的なシチュエーションを設定した作品だが、そんなギミックなど吹き飛ばすようなエンディングの鮮やかさだ。

主人公ボッシュのウェットな心情と、あまりにもドライな事実(=悪)とを対比して閉じられる物語。


このラストは、長編も含めて、ボッシュものの作品の中でも屈指だ!(と、断言する)



【メ モ】

本作は、長編第7作『夜より暗き闇』の発売日に、公式ウェブサイトの登録メンバーに電子メール配信された作品らしい。

日本からでも登録出来るのか?