『西の魔女が死んだ』
初めて読む作家の作品。
かなり前に評判になっていたようだが、私にはそういうのは後回しにする傾向があって、やっと今になって・・・。105円本で。
登校拒否になった中学一年生の少女まいが、イギリス人の祖母(この女性は日本人男性と結婚し、日本の田舎らしき所で一人暮らしをしている。良人には先立たれている。)と供に暮らし、そこでの生活を通して成長する物語。
何の変哲も無い、よくある十代の人間の成長物語ではあるが、“少女と祖母”という在りそうで余り無かった関係を描いたことと、“魔女”というアイテムが違和感なく活かされていて、すごく好印象を持った。
易しい文章で、アッ!と言う間に読める。やはり日本人作家の小説はすぐに読めてイイな~。
特に、主人公と同年代の人たちには読みやすくてイイかも知れない。。。
この著者のもう一つの評判の作品 『家守綺譚』も読みたくなった。