『遺伝子・脳・言語 -サイエンス・カフェの愉しみ-』 | 本だけ読んで暮らせたら

『遺伝子・脳・言語 -サイエンス・カフェの愉しみ-』


『遺伝子・脳・言語 ―サイエンス・カフェの愉しみ―』  堀田 凱樹/酒井邦嘉/著  中公新書(2007)

遺伝子・脳・言語をネタに、遺伝子研究者と脳研究者の二人が一般市民と日常会話した記録。


6回行われた「サイエンス・カフェ」 それぞれのテーマは次のとおり。


■脳をつくる遺伝子と環境

■脳はどのように言葉を生み出すか

■手話の脳科学

■双生児の脳科学

■脳とコンピューター

■「分かる」とは何か


実際に会場にいたら面白いのかもしれないが、本を読んだだけでは空気感や雰囲気は掴めなかった。

テーマもどこかで聞いた(読んだ)ようなものが多かった。。。


ただ、“手話”に関しては考えを新たにさせられた。

例えば日本人であるなら、手話を用いる際の脳内の活動や反応というのは、外国語、つまり英語やフランス語やロシア語などを使うのとまったく同じだということ・・・、

そして、手話にも日本手話とかアメリカ手話というのがあるのだそうだ。手話って完全に言語なんだ!(ジェスチャーみたいなものとは大違いだ!)

初めて知った。このことだけでも収穫・・・・・かな?