『論文の書き方』 | 本だけ読んで暮らせたら

『論文の書き方』

論文の書き方

清水幾太郎/著、岩波新書


かれこれ20年近く前、卒論を書く前に読んだ本。このテの本では古典かな?

ところが、いざ卒論を書く段になったら、ただ、早く終わらせたい一心で、この本の内容のことなどまったく思い出しもしなかった。


就職してからの仕事の内容のおよそ1/4は、報告書やら論文やらを‘書く’という仕事になった。

で、この本を読み直すことになった。結局、2・3回は読んでいるが、今ではマッタク覚えていない。

ちなみに、他の仕事内容は、1/4が他人の論文や報告書などを読むこと、残りの1/2は技術的な計算作業を行うこと、である。


技術レポートやら論文の書き方は、今私が書いているこのブログ記事とはだいぶ異なる(そりゃそうだ)。

技術レポートでは、書いたことが一義的に読み取れなければならない。一つの文章にイロイロな解釈の仕方が合ってはならないのである。


入社2・3年目のときなどは、この点で、上司に大分赤ペン修正された。


今まで学んだ技術レポートの書き方としては・・・、


■誰でもいいから読みやす論文の書き方をマネしろ!

■長文はいらない! 短文を積み重ねろ!

■接続詞は必要ない!

■句読点、特に句点の位置に気を付けろ!


などなど。


この本にも似たようなことが書いてあった。

まア、How to 本を読んで学ぶのもイイけど、結局は経験によるところが大きかったかナ、と思う。