『エンサイクロペディア 太古の世界 恐竜時代』 | 本だけ読んで暮らせたら

『エンサイクロペディア 太古の世界 恐竜時代』

ロバート サブダ、 M. ラインハート/作、 わく はじめ/訳

太古の世界 恐竜時代


子どもの頃、“跳び出す絵本”というのを見て、すごく感激した覚えがあるけど、この本はそれどころではない。恐竜の造形がハンパではない。芸術の域に入っている。



ページを開くたびに、そこには、アンキロサウルスが、トリケラトプスが、ブラキオサウルスが立ち上がる。

さらに、その見開きのページ内には、いくつかの小さな袋閉じの小窓のようなページがある。そこも開けると、そこからも小さな立体の恐竜達が立ち上がる。

いくつもの紙を折り曲げたり組み合わせたりして立体化された恐竜達は、色とりどりで、生き生きとしている。


各ページには、立ち上がった恐竜やそれらと同種の仲間達に関する説明が記載されている。それを読むのも楽しいが、やはり、立体恐竜達の立ち上がる姿が見たくて、何度も何度もページを閉じ、そして開く。


圧巻なのは、真っ赤な顔のティラノサウルスが大きな口を開けて飛び出してくるページだ。本を開くと、真正面に両手を突き出しながら、牙を剥き出しにして迫ってくる。ヤッパリ恐竜の王はティラノサウルスなんだな。


チョット高価だけど、クリスマス・プレゼントには最適だ。